原因
先天異常症候群の主要な原因として染色体や遺伝子の異常が想定されていましたが、実際に現在ではこれらの病気の原因となる遺伝子の多くが特定されています。
一方、先天異常症候群の中には、妊娠3か月ごろまでの胎児の臓器や体がつくられる重要な時期に、風疹などの感染や一部の抗けいれん薬などによって臓器の形態異常などが生じて発症するものもあります。そのほか、妊娠中に梅毒やトキソプラズマなどに感染・または感染が継続した状態での妊娠により、胎児が障害された場合などにも異常が生じる可能性があります。そのため、先天異常症候群は遺伝的な要因だけではなく環境的な要因も発症に関わると考えられます。
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